FY2022 SDGs取り組み
FY2022 SDGs 新郊パイプ工業㈱ 取り組み
「誰一人として取り残さない
(Leaving no one left behind)」
2022年4月1日
代表取締役専務
伊藤 昌也
持続可能な社会への実現と継続的に発展できる企業の実現に向けて
私たち、新郊パイプ工業(株)は社是「協力」の基に現場力を強化しモノづくりへのこだわりと人財育成をキーワードとして取り組んで参りました。
これまで、ご支援を賜りましたお客様、取引き先様、地域社会の皆様、従業員、そして、その家族への感謝の意を込めて安心・安全、省エネルギー、環境汚染防止などの環境保全や地域の交通安全、社会福祉などできる限りの社会貢献活動に取り組んで参ります。
持続可能な開発目標(SDGs)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。
外務省「SDGsとは?」より抜粋
「社会」
貧困・飢餓・健康福祉・教育。ジェンダー・水・エネルギーなど人間が人間らしく生きていくための社会に関する目標
1. 貧困をなくす 2. 飢餓をゼロに 3. すべての人に健康と福祉を 4. 質の高い教育をみんなに 5. ジェンダー平等を実現しよう 6. 安全な水とトイレを世界中に
「経済」
雇用・格差・経済成長・生活インフラなど、最低限の暮らしの保証からより良い暮らしに関する目標
7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに 8. 働きがいも経済成長も 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう 10. 人や国の不平等をなくそう 11. 住み続けられるまちづくりを 12. つくる責任・つかう責任
「環境」
気候変動問題・海と陸の資源に対して、人間だけでなく動植物が暮らす自然の持続可能性に関する目標
13. 気候変動に具体的な対策を 14. 海の豊かさを守ろう 15. 陸の豊かさも守ろう
「枠組み」
SDGsの目標を達成するために3分野すべてに関する暴力の撲滅・ガバナンス強化・投資促進・パートナーシップに関する目標
16. 平和と公正をすべての人に 17. パートナーシップで目標を達成しよう
【取り組み】
当グループ会社では技能実習制度を利用し“働きやすい職場づくり”を目指すとともに積極的に雇用促進しています。2010年から発展途上国(中国)より受け入れを開始し2015年からはベトナムより受け入れを開始しています。
最近では高度人材制度を利用し積極的に発展途上国外国人の雇用を促進しています。
当社では技能実習制度を利用し発展途上国より実習生の雇用を積極的に受け入れており実習期間終了後には日本で培った技能、知識を開発途上地域等への移転を図り、当該開発途上地域の経済発展を担う「人づくり」に寄与するという、国際協力の推進です。
技能実習制度の内容は、外国人の技能実習生が、出身国において修得が困難な技能等の修得・習熟・熟達を図るもので帰国後、出身国の発展途上に貢献できればと推察します。
JITCO「外国人技能実習制度の概要」より一部抜粋
安全への取り組みと従業員への配慮
「災害ゼロ」職場の達成に向けてお客様からの災害情報に対して情報を社内で共有し、災害ゼロの信念を持った人づくりでゼロ災害職場を実現(目標=休業/不休災害、交通事故 0件)
過去の災害を振り返り、2度と同様な原因で災害を起こさせない再発防止策を標準化しそして対策標準の構築をしています。
又、徹底した再発防止を社員でアセスメントをして危険源を取り除くことを実践しています。
技能の伝承、人財育成をキーワードとしたヒトづくり
諸先輩方が残してくれた技能のノウハウ、モノづくりへのこだわりを通じて伝承していく、お客様より絶大な信頼を頂けるよう「継続的に発展できる会社」になるよう日々、努力しています。
2022年会社スローガン「Be Happy!」、サブスローガン「自ら築く垣根を超えた働き方改革」を掲げ人財育成をキーワードとしたものづくりへのこだわりを実践しています。
又、お客様からの情報提供による教育へも積極的に参加しています。
8. 働きがいも経済成長も
誰もが働くことのできる職場、誰もが活躍できる職場づくりを目指し、現在では高齢者(定年後の再雇用者)、障害者、女性社員の社員比率が24%と高い水準を推移しています。
最近の様々な環境変化にも対応が出来るように多種多様な就業スタイルを可能にしています。
「ゼロ災害」の周知について
ヒヤリ提案、改善提案、安全行動の実践で災害を起こさせない風土づくりを周知しています。
災害ゼロの信念を持った人づくりと災害を起こさせない風土づくりでゼロ災害職場を実現
節水の徹底
水道の蛇口やシャワーの水を出しっぱなしにしない
工場CO2ゼロチャレンジ (2050年達成を目処付けし活動)
当社の全工場の水銀灯を撤廃、全工場・全寮の蛍光灯をLEDに変更済(2015年に実現)。
2025年を目処に自社発電(太陽光発電システム)を導入予定。
2022年1月1日 SBTi認定申請。
成長戦略:コア事業の深化と進化・新化、将来の礎となる新事業への取り組み(メッセPJT)
R&Dセンター:サポイン事業拡充、HYPERベンダーの設計、製作を推進中
- 技能の伝承、人財育成をキーワードとしたヒトづくり
諸先輩方が残してくれた技能のノウハウ、モノづくりへのこだわりを通じて伝承していく、お客様より絶大な信頼を頂けるよう「継続的に発展できる会社」になるよう日々、努力しています。
2022年会社スローガン「Be Happy!」、サブスローガン「自ら築く垣根を超えた働き方改革」を掲げ人財育成をキーワードとしたものづくりへのこだわりを実践しています。
又、お客様からの情報提供による教育への参加も積極的に参加しています。(No.4 同内容) - サポイン事業:溶接なしのねじ接続、新工法
産業車両、自動車用パイプの加工製造を手掛ける当社は溶接なしでパイプの端部とねじ部品を接続する新工法を開発した。
パイプ端末の塑性加工(増肉加工)により接続部を固定する。
製造や検査の工程を短縮し、コスト低減や品質向上につなげる。
産業車両部品から実用化し、航空機など幅広い分野での応用を目指す。
同社の開発した新工法ではパイプ端部の形状を特殊加工しており、パイプがネジの先端まで貫通している。
溶接を必要としないため油や水などを通す際に接続部分からの漏れの心配がなく、品質向上や作業の効率化にもつながり、コスト削減にもなる。 - 新たなパイプ・棒鋼材料曲げ加工
同社では「大小さまざまなR曲げ」を追求しており、断面が円形でない異形パイプ曲げ加工も得意としている。棒鋼を自在に曲げたゴムホース成形用の金型など、海外での再現が難しい特殊な曲げ加工を駆使した製品を提供している。
今後も「お客様にご提案できるパイプ・棒鋼の曲げ加工の開発」を進め、幅広い分野で貢献していく。
- 人権の尊重
- 技能実習制度、高度人材制度を利用し発展途上国外国人の雇用を促進 (No.1 同)
- 紛争鉱物実態調査(~2021年3月完了)
紛争鉱物=3TG:錫(Tin)、タンタル(Tantalum)、タングステン(Tungsten)、金(Gold)
コンゴ民主共和国(DRC)およびその周辺9か国で採掘される鉱物資源
⇒武装勢力の資金源となっている懸念のため実態を調査
3TGを使用している場合、「産地」ではなく「製錬業者」を特定し、武装勢力の資金源となっていないことを証明することを目的とする。
《確認項目》地震・津波災害のリスクを把握・手順(東南海トラフ地震想定)
- 工場の震度想定の把握
津波の有無、程度の把握 - 液状化等の事象程度の把握 ※名古屋市から発行されているハザードマップで確認済、社内掲示
- 社員(家族含)の被害状況の確認方法の把握 → 安否確認(社員、家族)を2018年~毎年、実施中
- 工場他設備・各種インフラの点検項目整備
- 顧客の被害状況の把握
- 仕入れ先の被害状況の把握
- 各間材器工具・事務用品などの購入業者の被害状況の把握
- 建屋・配管・電気業者などの被害状況の把握
- 機械修理・サービスメーカーの被害状況の把握
- 輸送業者の被害状況の把握 等
- 循環型社会の実現
工場からの廃材のリサイクル、廃棄物適正処理によって環境負荷への低減に努めるとともに廃油は100%リサイクル、事業所から発生する廃材はプラスチック、紙類、ダンボール等に分類され廃棄物処理業者に委託され適正に処理しています
先人たちの想いをつなぎ”挑戦”する未来へのモノづくり
現場力強化を強化しSEQCDの飛躍的向上とものづくりにこだわり抜く人づくり
不良品を絶対作らない強い意思を持った人財づくりと再発防止と横展の強化による類発防止
つくる責任
2017年~廃棄不良ゼロを掲げ現在、取り組み中
工程内不良、納入不良低減に於いても低減活動中
節電
パソコン等OA機器を使用しないときは「電源OFF」の周知と蛍光灯の手元スイッチ化による節電強化
当社の全工場の水銀灯を撤廃、全工場・全寮の蛍光灯をLEDに変更済(2015年に実現)。
2025年を目処に自社発電(太陽光発電システム)を導入予定。No.7
- 廃棄物に対し紙、プラスチック、鉄くず等徹底した分別を実施しリサイクル促進
- 廃棄プラスチック低減活動
- 適正量の食事促進、食べ残し「ゼロ」活動
- 循環型社会の実現(No.11 同)
工場からの廃材のリサイクル、廃棄物適正処理によって環境負荷への低減に努めるとともに廃油は100%リサイクル、事業所から発生する廃材はプラスチック、紙類、ダンボール等に分類され廃棄物処理業者に委託され適正に処理しています。
- 廃棄物に対し紙、プラスチック、鉄くず等徹底した分別を実施しリサイクル促進
- 廃棄プラスチック低減活動
- 適正量の食事促進、食べ残し「ゼロ」活動
- 2017年~廃棄不良ゼロを掲げ現在、取り組み中
- HYPERベンダーの設計、製作:曲げ加工に於いて一発合格品を目標とし廃棄物「ゼロ」への挑戦
- 徹底した完成品在庫、部品在庫も管理により廃棄品ゼロを周知
- 循環型社会の実現(No.11 同)
工場からの廃材のリサイクル、廃棄物適正処理によって環境負荷への低減に努めるとともに廃油は100%リサイクル、事業所から発生する廃材はプラスチック、紙類、ダンボール等に分類され廃棄物処理業者に委託され適正に処理しています。
- パワーハラスメント防止
- 技能実習制度、高度人材制度を利用し発展途上国外国人の雇用を促進
ビジネスパートナーとともに目標の達成
- ビジネスパートナーとともにすべてのステークホルダーに当社の技 (WAZA)・術 (SUBE)を提供します
- サポイン事業拡充
サポイン事業とは
戦略的基盤技術高度化支援事業(サポーティングインダストリー)の略で精密加工、立体造形、表面処理等、特定ものづくり基盤技術(12技術)の工場につながる研究開発から販路開拓までの取り組みを支援する事業です。
特に、複数の中小企業者、最終製品製造業者や大学、公設試験研究機関等が協力した研究開発であってこの事業の成果を利用した製品の売り上げ見込みや事業化スケジュールが明確に示されている提案を支援するものです。経済産業省中部経済産業局「サポインマッチ・ナビ中部」より一部抜粋
表題「鋳造による管の増肉・軸成形技術の確立とそれを利用した高機能・高圧配管締結技術である溶接レス『MKジョイント』の開発」
研究開発委員会メンバー《敬称略》
研究開発期間:新郊パイプ工業株式会社、国立大学法人名古屋工業大学
アドバイザー:株式会社豊田自動織機、あいち産業科学技術総合センター
オブザーバー:経済産業省中部経済産業局、独立行政法人中小企業基盤整備機構サポイン事業解説:溶接なしのねじ接続、新工法(No.9 同)
産業車両、自動車用パイプの加工製造を手掛ける当社は溶接なしでパイプの端部とねじ部品を接続する新工法を開発した。
パイプ端末の塑性加工(増肉加工)により接続部を固定する。
製造や検査の工程を短縮し、コスト低減や品質向上につなげる。
産業車両部品から実用化し、航空機など幅広い分野での応用を目指す。
同社の開発した新工法ではパイプ端部の形状を特殊加工しており、パイプがネジの先端まで貫通している。
溶接を必要としないため油や水などを通す際に接続部分からの漏れの心配がなく、品質向上や作業の効率化にもつながり、コスト削減にもなる。