カーボンニュートラルへの取り組み
新郊パイプ工業㈱ カーボンニュートラルへの取り組み
2021年7月23日
新郊パイプ工業㈱
代表取締役専務
伊藤 昌也
自動車用ゴムホース製造プロセスについて
従来、ゴムホースは、自動車におけるラジエータホース、ヒーターホース、フィラネックホース等機能部品から機能部品へ流体を通す役割を担っている。
ゴムホース等として広く使用されている。ゴムホースを製造するに当たっては、直線状のホースに、成形すべきゴムホースの中心線に沿った曲線状の金属製のマンドレルを挿入し、ゴムホースを曲線状に保持したまま加硫処理を施す。
加硫後、マンドレルから成形されたゴムホースを引き抜く。これにより成形ゴムホースが製造される。
曲線状の金属製のマンドレル製造プロセスについて(従来のマンドレル製造プロセス)
加硫処理に使用されるマンドレルは、以下のような工程により製造される。
すなわち、木材を切削加工することによりマンドレル用模型を作成し、マンドレル用模型を砂型で型取りをし、砂型のキャビティに溶融金属を流しこむことにより行なっている(鋳造工法)。
マンドレル用模型は、ゴムホースを大きく曲げる場合には、複数の木型を分割して形成しこれらを繋ぐことで構成されている。機械加工によってマンドレル用模型を製造する場合には各木型を繋ぐ部分の形状を滑らかにするために手作業を必要とし、またマンドレル用模型を大きく曲げた形状とする場合には、木材素材の選定に熟練性を要し、製作が面倒であった。
鋳造加工法
鋳造加工は、融点より高い温度で溶かした金属を、作りたい形と同じ形の空洞部を持つ型に流し込み、冷やして固める加工方法です。 この型を鋳型と呼び、砂を固めた砂型、金属を加工した金型、石こうを固めた石こう型などの種類があります。 また、鋳造によって作られた製品を、鋳物(いもの)といいます。
マンドレル製造プロセスの変更(カーボンニュートラルへの取り組み)
上述のマンドレル製造プロセスである従来型の鋳造加工法から機械加工法に変革させることでCO2排出の大幅な削減を実現し当社のカーボンニュートラル取り組みの紹介とさせていただきます。